今年もノーベル賞の時期がきました。
過去の受賞者の中で
一番思い出深いのは何と言っても
田中耕一さんでしょう。
どこぞの大先生や名誉教授が並ぶ中で
彼は私たち庶民のヒーローでした。
研究の功績だけでなく
その温厚で謙虚な人柄、真摯な態度には
私たち日本人は本当に励まされました。
文学賞に話は移りますが
村上春樹は
文学賞の有力候補といわれて久しく
私もあと10年位のうちには獲るのだろうと
去年まで思っていました。
ですが今年は是非
彼に受賞してもらいたいと思っています。
日本が危機的状況にある今こそ
普段ほとんどマスメディアに姿を見せず
生の声で自分の意見を発表することが少ない彼にこそ
スウェーデン国王の前で
全世界に対し
「日本」という国の事を
語ってもらいたいと願っています。
ただ彼の小説などを読むと
ノーベル賞にはあまり興味がないように感じます。
昔のエッセイの中で
ギリシャ人にギリシャのノーベル文学賞受賞者数を尋ねられ
「そんなのわかるわけない。日本人の受賞者数だってわからない。」
というようなやり取りがあったかと記憶しています。
いずれにしても
もし受賞した際は
ストックホルムに安西水丸氏や都築響一氏あたりを同行させて
いつものように
ろくでもないエッセイとしてまとめてもらえると
ファンとしては大満足です。
最近
左後頭部から左肩までの筋に
慢性的な張りと痛みを感じていたため
療養も兼ねて
この連休、伊東の温泉に行ってきました。
熱海まではよく出掛けるのですが
伊東に行ったのは
仕事以外で初めてでした。
伊東の街は熱海と同じように
海と山に囲まれ
のんびりとした雰囲気に包まれています。
もちろん魚も美味しく
特に地魚で、ぶりの幼魚の「わかし」は
安価でありながら
新鮮でとろけるような味わいがあり、感激しました。
伊東の中心街から
伊豆半島を少し南に下ると
ぽっこりとした形の大室山が見えてきます。
この山はリフトで簡単に登ることができ
火口のまわりを
20分ほどで一周できるように整備されています。
ここからの眺望は本当に素晴らしく
伊豆半島の山や富士山、箱根から
海には伊豆の島々、遥か房総半島まで
360度の大パノラマが広がります。
真夏の日差しの中
山頂を冷たく吹き抜ける風は心地よく
浮世の事をしばし忘れさせてくれた貴重な時間でした。
旅の間中
ずっと日差しが強く、湿度も高かったのですが
最後に東京への帰路となる
東海道線の車窓からは
黄金色に輝く一面の稲穂や
夕焼けに照らされながら風に揺れるススキを眺めることができ
夏の終わりと小さい秋を感じることができる旅となりました。
先日行なわれた
東京司法書士会台東支部セミナーに於いて
成年後見制度をテーマにした研修の
講師を務めました。
まだ開業3年ほどの私が
30名前後の
大先輩、大ベテランの司法書士の方々の前で
登記実務の話をすること自体、大変畏れ多いことであり
久し振りに緊張しました。
公益社団法人リーガルサポート台東地区の
リーダーの先生が
前半に初心者向け内容の講師を務めていただき
サブリーダーの私が後半に
経験者用向け内容を務める形をとりました。
私が担当した
『不動産登記、商業登記と成年後見制度』
というテーマは
需要があるにも関わらず
書籍や資料が非常に少ない分野で
かといって誤りは許されないので
正直なところ
皆さんへ配布するレジュメ作りは大変苦労しました。
講義中も色々なご質問、ご意見をいただき
成年後見でいつもお世話になっている先生方に
助けていただきながら、何とか終了しました。
その後の懇親会でドッと疲れが出て
久し振りにビールだけで
ずいぶんアルコールが廻りました。
今回の研修で一番感じたのは
皆さん、本当に驚くほどよく勉強されているということでした。
(先輩に対して失礼な言い方ですが)
司法書士としての
その弛まぬ努力を肌で実感できただけでも
本当にいい経験となり
ありがたい研修でした。